市川市の釣りスポット完全ガイド 子連れハゼ釣りから夜のシーバスまで
最終更新: 2026年9月14日
市川市には、関東屈指のハゼ釣り場として知られる江戸川放水路があります。道具を何も持たずに行っても、船宿で竿もエサもライフジャケットも借りられるので、その日のうちに釣りが成立します。この記事は、釣りをしたことがない親が子どもを連れて行くことを前提に、料金と段取りを中心にまとめました。市川港や行徳港など、放水路以外のスポットも後半で扱います。
目的別 おすすめルート
| こんな人に | おすすめスタイル | スポット |
|---|---|---|
| 子どもと初めての釣り | 桟橋釣り(落水リスク低) | 江戸川放水路・佐野遊船 |
| 手ぶらでのんびり | 手漕ぎボート(フルレンタル) | 江戸川放水路・各船宿 |
| 車で手軽に | 岸釣り・投げ釣り | 市川港(高谷) |
| ルアーで本格派 | 夜のシーバス | 行徳港周辺・江戸川河口 |
江戸川放水路(妙典)— 市川釣りの目玉スポット
1919年に洪水対策として造られた放水路で、普段は水門で仕切られた穏やかな干潟が広がっています。波がなく水深も浅いため、子連れのボート釣りでも安心。関東を代表するハゼ釣り場として知られており、家族連れでも数十〜200匹の実績があります。
シーズンは6月頃から12月中旬までで、夏のあいだに育つぶん、10月のハゼは数より型が良くなります。水温が下がるにつれて少しずつ深場へ移動していくため、岸からの釣りは難しくなり、ボートのほうが釣りやすくなる時期です。11月末から12月にかけては、深場まで曳いてもらう「曳き船」を出す船宿もあります。
営業時間も季節で変わります。たかはし遊船の料金表では、6〜9月が5時30分〜15時、10〜12月は6時〜14時です。夏と同じつもりで昼前に着くと、残り時間が2時間ほどしかありません。秋以降は朝に行く前提で組んでください。

一度だけ行ってみたい、という人には10月から11月をすすめます。夏は日陰のないボートの上が本当に暑く、子どもが先に参ってしまうからです。型も秋のほうが良くなります。
ただし12月に入ると岸からはほぼ釣れません。この記事のとおり手ぶらで行くなら、11月いっぱいが現実的な期限だと考えてください。
3つの楽しみ方
手漕ぎボート(名物スタイル)
手漕ぎボートは放水路の代名詞です。竿・ライフジャケット・エサをまとめて借りられるので、手ぶらで来て大丈夫です。予約不要の船宿が多く、前の週から計画を立てなくても、当日の朝に思い立って行けます。水門で仕切られているぶん波がほとんど立たないので、オールを漕いだ経験がなくても扱えます。
料金は船宿ごとに違います。公開されている料金表で確認できたのは、たかはし遊船の手漕ぎボートが2人乗りで平日3,500円・土日祝4,000円、貸竿300円、エサ500円でした。伊藤遊船は2人乗りが平日3,000円・土日祝3,500円と案内されています。1艇3,000〜4,000円のあいだに収まると考えておけば、大きく外れません。
⚠️ 料金は変動する場合があるため、各船宿へ事前確認をお願いします。
- 受付: 船宿により6:00前後から。終了は夏が15時、秋冬は14時と早まる(たかはし遊船の料金表より)
- ライフジャケット: レンタルあり(子ども用も対応)
- ポイント: 船宿スタッフに「どこで釣れますか?」と聞けば釣れる場所を教えてもらえることが多い
桟橋釣り(小さい子連れの最適解)
桟橋釣りは、船宿が自前の桟橋を釣り場として開放しているスタイルです。ボートに乗らないので落水の心配が小さく、ライフジャケットを着せたまま親が張りついている必要もありません。飽きた子どもは土手に上がって遊べます。ボートのように「沖に出たら戻るまで終われない」制約がないのも、小さい子を連れて行く側には大きい違いです。
佐野遊船が大きな桟橋を持っていて、桟橋釣りの代表格になっています。桟橋の使用料は1人あたり1,000〜1,500円、小学生以下は無料という案内が見られますが、公式の料金表を確認できませんでした。金額は変わっている可能性があるので、行く前に電話で確かめてください。

小さい子を連れて行くなら、ボートより桟橋をすすめます。値段ではなく、親の集中力の問題です。ボートの上では子どもから目を離せないので、自分はほとんど釣れません。
桟橋なら落ちる心配が少なく、飽きた子は土手で遊ばせておけます。結果として親も竿を出せます。
陸っぱり(無料)
陸っぱりは、土手から河川敷に降りて岸から竿を出すスタイルで、料金はかかりません。そのかわり釣れる場所は自分で探すことになります。放水路は干満で水際が大きく動くので、潮が引いている時間帯は岸から届く範囲に魚がいないこともあります。初回は船宿を使って感覚をつかみ、2回目以降に陸っぱりへ移るほうが、結果的に早く釣れるようになります。
船宿一覧
⚠️ 料金・営業状況は必ず各船宿へ事前確認ください。
| 船宿 | 電話 | 補足 |
|---|---|---|
| 伊藤遊船 | 047-358-5774 | 妙典駅徒歩約10分。火曜定休(ボートは無休)、予約不要 |
| 林遊船 | — | 6〜15時。貸竿・仕掛け・エサ常備 |
| マルヤ遊船 | — | 駐車場が広め |
| 高常遊船 | — | — |
| たかはし遊船 | — | 11月末〜12月末は深場への曳き船サービスあり(要確認) |
| 佐野遊船 | — | 大きな桟橋あり。桟橋釣りの代表格 |
予算シミュレーション(親子2人・手ぶら)
| 項目 | 目安料金 |
|---|---|
| ボート代(2人乗り・土日祝) | 3,500〜4,000円 |
| 貸竿(2本) | 600〜1,000円 |
| エサ(ジャリメ等) | 500円 |
| ライフジャケット | 0円(無料の船宿あり) |
| 駐車場 | 0円(市営無料駐車場・シーズン中) |
| 合計 | 約4,600〜5,500円 |

この5,000円を高いと見るか安いと見るかですが、親子2人で半日遊んで、晩のおかずまで持って帰れると考えると、市内のレジャーではかなり安いほうです。水族館やテーマパークと比べれば桁が違います。
ただし2回目からは、貸竿600〜1,000円が毎回かかります。年に5回行くなら3,000〜5,000円。入門用の竿は3,000円前後からあるので、3回以上行くつもりなら買ったほうが安くなります。続くかどうかは1回目で分かります。
アクセス・駐車場
| 電車 | 東京メトロ東西線 妙典駅から徒歩10〜20分(船宿により異なる) |
|---|---|
| 車 | 京葉道路 市川IC近く |
| 無料駐車場 | 市営無料駐車場あり(シーズン中4〜11月・5:00〜18:00開放目安)。満車時は各船宿の駐車場を利用 |
その他の釣りスポット
市川港(高谷新町)
| アクセス | 京葉道路 市川IC付近。Googleマップ「市川アストモスターミナル」を目標に突き当たりまで |
|---|---|
| 魚種 | ハゼ・セイゴ(シーバス)・ギマ・カレイ・サヨリ |
| 時期 | 投げ釣りでハゼ(5〜10月)、カレイ(10〜4月) |
| 駐車場 | 岸壁横に停められる場合あり(要確認) |
| トイレ | なし(車で5分圏内にコンビニあり) |
⚠️ 千葉港の一部で大部分が立入禁止。釣り可能な範囲を看板で必ず確認すること。
市川港は、車を岸壁の横に停めてそのまま竿を出せる場所として知られています。江戸川河口の影響でシーバスの魚影が濃く、ルアーを投げる人にも人気があります。ただしトイレが無く、いちばん近いコンビニまで車で5分ほどかかります。子ども連れで長時間いるには向かないので、放水路とは使い分けてください。
行徳港周辺(塩浜)
| アクセス | JR市川塩浜駅から徒歩圏 |
|---|---|
| 魚種 | ハゼ(メイン)・クロダイ・キビレ・カレイ・メバル・アナゴ |
| 夜釣り | シーバスが有望 |
| 駐車場 | なし |
| トイレ | なし |
⚠️ 港内は釣り禁止エリアあり。漁港として稼働中のため漁業関係者優先・マナー厳守。
正直なところ、雰囲気・水質は良くないという評も釣り人の間では散見されます。ビギナーより場所慣れした釣り人向けのスポットです。
江戸川河口・猫実川河口
| スポット | 主な魚種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 江戸川河口 | ハゼ(夏秋)・カレイ(冬)・シーバス(通年) | 放水路とあわせて楽しめる |
| 猫実川河口(市川・浦安境) | ハゼ・シーバス | ファミリーフィッシング向き。夜は電気ウキ・ルアーでシーバス |
シーズンカレンダー
| 魚種 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ハゼ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | △ | |||||
| カレイ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | |||||
| シーバス | ○ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| テナガエビ | ○ | ◎ | ◎ | ○ |
◎ 最盛期 ○ 釣れる △ 終盤
ルール・マナー・安全
- 立入禁止エリアには入らない — 市川港・行徳港は一部が立入禁止。ロープや看板を必ず確認する
- 漁業者優先 — 漁港・港湾では漁業関係者の作業を最優先に
- ライフジャケット必着 — ボートに乗る際は全員着用。子どもは特に確実に
- 熱中症対策 — 夏の放水路ボートは日陰なし。帽子・飲み物・日焼け止めを忘れずに
- ゴミの持ち帰り — 釣り禁止エリア拡大の最大の原因がゴミ問題。必ず持ち帰る
釣り場ごとの立入禁止区域・漁業権の最新情報は市川市公式サイトまたは現地掲示をご確認ください。
釣れたら食べよう — ハゼ料理
ハゼは江戸前天ぷらの定番食材です。鮮度が落ちるのが早いので、釣ったその日に食べるのがいちばんおいしい食べ方になります。クーラーボックスがなくても、氷を入れたビニール袋で持ち帰れる程度の量です。下処理は簡単で、キッチンバサミだけで足ります。
天ぷら(10cm以上) — 背開きにして衣をつけてカラッと揚げる。塩だけで食べると甘みが際立ちます。
唐揚げ(小型) — 内臓を取って丸ごと素揚げ。サクサクで骨まで食べられます。
下処理 — ウロコをとって内臓を除くだけ。道具はキッチンバサミだけでOKです。
釣りの帰りに、市川市内でICHICOが使えます
妙典・行徳エリアの加盟店もエリアで絞り込めます
妙典に住んでいるなら、別の話もあります
この記事の舞台である江戸川放水路は、妙典駅から歩いて10〜20分の場所にあります。そしてこの妙典・下妙典エリアは、市川市が「脱炭素先行地域」に指定している区域です。同じ市内でも、ここだけ住宅設備の補助金が別建てになっています。金額は市全域の枠とは桁が違います。
太陽光発電は1kWあたり28万円で、市全域の枠が5万円ですから5.6倍になります。既存住宅の断熱改修は戸建で最大120万円、高効率給湯器は機種によって22万円から100万円。受付は令和9年1月末日までで、担当も通常の総合環境課ではなくカーボンニュートラル推進局 事業推進課になります。
釣りとは何の関係もない話です。ただ、放水路に通う人の中には妙典や行徳に住んでいる方もいるはずなので、ここに置いておきます。受付は令和9年1月末日までで、先に他の助成を使っていると制限がかかることがあります。詳しくは太陽光・蓄電池の補助金と給湯器の補助金にまとめました。
よくある質問
- Q. 船宿の予約は必要ですか?
- A. 多くの船宿は予約不要で当日受付できます。土日の早朝は混み合うため、6〜7時には到着できると安心です。
- Q. 雨の日でも釣れますか?
- A. ハゼは小雨程度なら釣果への影響は小さく、むしろ曇りや小雨の日は魚の警戒心が下がることも。落雷・強風の場合は必ず中止してください。
- Q. 何歳から楽しめますか?
- A. 桟橋釣りなら3〜4歳から楽しめます。手漕ぎボートは5〜6歳以上が目安(ライフジャケット必着)。小さいお子さんは桟橋釣りから始めるのがおすすめです。
- Q. エサを触れない子どもでも大丈夫ですか?
- A. ボイルホタテ(貝の切り身)を使えばエサが固くて触りやすく、においも少なめです。船宿でジャリメ(虫エサ)以外のエサを相談してみてください。
出典
- たかはし遊船 料金表 — 関東沖釣り情報(2026年10月3日確認)(手漕ぎボートの料金・貸竿・エサ・営業時間)
- 林遊船 釣りプラン(料金・予約) — 公式サイト(2026年10月3日確認)(貸竿・ライフジャケット)
- 伊藤遊船の貸しボート料金は、公開されている料金案内によるもの(2026年10月3日確認)。公式の料金表そのものは確認できていません
- 佐野遊船の桟橋使用料は、公式の料金表を確認できませんでした。記載している金額は目安で、電話での確認を前提にしています
- 立入禁止区域・漁業権・市営駐車場の開放状況は、現地の掲示と市川市公式Webサイトでご確認ください
料金・営業時間・曳き船の有無は船宿ごとに異なり、シーズン中でも変わることがあります。この記事の金額は出かける前の目安として使い、最終的な確認は各船宿へ直接お願いします。釣り場の立入可否は現地の表示が優先です。